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  • 2012.02.20 Monday
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これまためっちゃお待たせしました!

就労支援事業会計処理基準のツボはもちろんまだ続いております。

前回(7月28日)お知らせしましたとおり、今回のテーマは「当期製品(商品)仕入高」についてです。

ここでお間違えのないように、製造事業において材料を仕入れたときに使用する「当期材料仕入高」ではありませんのでご注意下さい。

「当期製品(商品)仕入高」という勘定科目はどんな時に使用するかというと、たとえば、コーヒー豆を仕入れて販売するような、いわゆる小売事業をやっている場合の仕入れに使います。

で、仕訳のお話の前に会計ソフトのお話!

お使いの会計ソフトをご確認下さい。

「当期製品(商品)仕入高」という勘定科目が初期設定で設定されていますか?

もし、設定されていないならば、それはいけません!!

早急にソフト会社へ連絡して(クレーマー的な電話をして...って冗談です。モンスター事務担当にならないで下さいね。でも高い保守料を支払っているのも事実です。)設定してもらう必要があります。

( もちろん小売業的な事業をしていない場合は別ですが... )

てか、なぜ、ソフト会社が「当期製品(商品)仕入高」を初期設定し忘れてしまうのでしょうか。

実は無理もない話なのです。

なぜか?

その前にここでクイズです!

「当期製品(商品)仕入高」は、どの財務諸表に表示されるでしょうか?







正解は「就労支援事業別事業活動収支内訳表」です。

製造事業で使用する材料仕入れではないので、「就労支援事業製造原価明細表」に表示されるわけでなく、また「仕入」とはそもそも、販売費でも、一般管理費でもないので、「販売費及び一般管理費明細表」には表示されません。

あたりまえだのくらっか〜。

で、就労基準の、この「就労支援事業別事業活動収支内訳表」(以下、長いので「別内訳表」と呼びますね。)の様式をよく見てみましょう!

見ましたか??

「当期製品(商品)仕入高」という科目はどこに表示されていますでしょうか??

分かりにくいですね...

支出の部の上から3行目と4行目を見て下さい。

「当期就労支援事業製造原価
及び当期製品(商品)仕入高

という科目があります。

これは普通に見ると、勘定科目ではなく、あきらかに集計科目と言えます。

※勘定科目とは仕訳で使用する科目のこと。集計科目とは、財務諸表や試算表に表示されている、金額を集計するためのもの。集計科目という呼称が適切かどうかは別として、今回は便宜的に集計科目という表現をしてみます。

話がややこしくなってきましたね。( ややこしや〜♪ )

要するに、この「当期就労支援事業製造原価及び当期製品(商品)仕入高」に表示される金額というのは、

「当期就労支援事業製造原価」と「当期製品(商品)仕入高」を合計した金額であるということです。

「当期就労支援事業製造原価」とは、製造原価明細表の最下部に表示される金額です。

仮に、
「就労支援事業製造原価明細表」の最下部が100
「当期製品(商品)仕入高」が50

であるならば、
「当期就労支援事業製造原価及び当期製品(商品)仕入高」は150

ということになります。

ややこしいので整理しますと、

就労支援事業会計処理基準に載っている財務諸表の様式においては、仕訳入力に必要な「当期製品(商品)仕入高」という勘定科目の表示が省略されている。

だから、会計ソフトによっては、「当期製品(商品)仕入高」という勘定科目がなく、科目がなければ仕訳入力が出来ないという事態が発生してしまった。

というわけなんです。

だから「別内訳表」を省略したものから、丁寧な表示に変えた場合、

支出の部
就労支援事業販売原価
 期首製品(商品)たな卸高
 当期就労支援事業製造原価及び当期製品(商品)仕入高
  当期就労支援事業製造原価
  当期製品(商品)仕入高
     合   計
 期末製品(商品)たな卸高
     差   引
 販売費及び一般管理費
 徴収不能額
 引当金繰入

となるわけです。

要するに、「及び」として省略したところが欠陥なのでは(なんていうと怒られますが)と思います。

というわけで、会計ソフト会社さんに設定してもらう場合、あるいは自分で設定する場合は、上記の緑色部分のように設定して下さい。

なお、勘定科目なのか集計科目なのかが分かりにくいと思いますので、さらに説明しますと、以下のようになります。

支出の部
就労支援事業販売原価
 期首製品(商品)たな卸高 (勘定科目 決算仕訳で使用)
 当期就労支援事業製造原価及び当期製品(商品)仕入高 (集計科目)
  当期就労支援事業製造原価(集計科目 製造原価明細表の最下部と同額)
  当期製品(商品)仕入高 (勘定科目)
     合   計
 期末製品(商品)たな卸高(勘定科目 決算仕訳で使用)
     差   引
 販売費及び一般管理費(集計科目)
 徴収不能額(勘定科目)
 引当金繰入(勘定科目)

で、科目設定がきっちりできたとして、商品を仕入れする場合の仕訳処理は以下。

【例】
多機能型で就労移行と就労B型を実施。
就労移行で「コーヒー豆小売事業」を実施。

9月1日 コーヒー豆の仕入れ代金200を預金から支払った。

【会計ソフトの操作】(多機能型の場合※)
.瓮縫紂鴫萍蔓⊇∀支援事業経理区分を選択→就労移行事業区分を選択→せ徒入力画面→
(※多機能でない場合ははありません。、□い箸覆蠅泙后)

【Aパターン】実施する個別事業を部門選択するシステムの場合
ド門選択で「コーヒー豆小売事業」を選択→仕訳入力
(仕訳)当期製品(商品)仕入高 200 / 預金 200

【Bパターン」実施する個別事業を部門選択しないシステムの場合
セ徒入力
(仕訳)コーヒー豆小売事業支出・当期製品(商品)仕入高 200 / 預金 200

ということになります。

会計ソフトの科目設定さえクリアできれば仕訳は簡単ですね。


【免責事項】
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  • 2012.02.20 Monday
  • -
  • 02:08
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Comment
どこにものっていないような解りやすい説明ありがとうございます。

謎の科目だったのですが、集計表のどこに現れるのかわかっていれば安心ですね。
勤務先の事業所では製造事業と販売事業の両方を行っているので、利用者さんへの工賃計算のとき困っていたんです。

「ツボ」シリーズ、楽しみにしていますね!
  • ムームー
  • 2008/09/05 09:43
ムームーさん いつもコメントありがとうございます。
ツボシリーズですが、忙しくてなかなか続けて更新が出来なくてゴメンナサイ。次回は「製造原価、販管各明細表と別内訳表のつながり」についてお話するつもりです。ご期待下さい!
  • こむら
  • 2008/09/07 22:56





   

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